浴室暖房乾燥機のメリット

 これから住宅を購入する方、あるいはリフォームで浴室を交換しようと思っている方には浴室暖房乾燥機能付きのユニットバスがおすすめです。すでにご自宅の浴室に浴室暖房乾燥機が付いているのに利用していない方もいらっしゃると思いますが、是非メリット・デメリットをご理解して頂き有効にご利用して頂きたいと思います。

 【メリット】

①(浴室暖房)はヒートショック対策に有効です。

 寒い冬の時期、浴室は大変寒いですが、事前に浴室を温めておく事でヒートショックに陥るリスクが大きく軽減できるそうです。また、小さなお子様と入浴する際に、お子様がすぐに浴槽から出たがって、洗い場で遊んでしまうこともあると思いますが、浴室全体を温めることで、お子様を冷えから守ることが出来ます。

②(浴室乾燥機)は衣類の乾燥、浴室のカビ対策に有効です。

 浴室乾燥機を使用して衣類を乾燥させる場合は概ね3時間くらいで乾燥が終わります。乾燥機付の洗濯機と比べるとシワが出来にくいので、アイロンを掛ける手間が軽減されます。室内干しと比べると乾燥時間が短い為、生乾きのいやなにおいの心配がありません。花粉の時期や、排ガス等の住環境による影響で外に干したくない方にもおすすめです。

 また、浴室乾燥機を利用すると、浴室内のカビ対策にも有効です。特にマンションの場合、浴室に窓のないタイプが多く、浴室内の換気・乾燥がしづらい為に戸建と比べるとカビの発生がしやすい環境と言えます。※仮に窓があったとしても、入浴終わりに窓を開けてしまうと外気温と浴室内の温度差の関係から結露を発生させてしまい、余計にカビが発生しやすくなってしまうのでご注意を。衣類を乾燥させるために浴室乾燥機を使用すると、同時に浴室内が乾燥されることになるので、浴室のお手入れの手間も軽減できるという効果があります。

~こんな時・こんな方におすすめ~

・天候が悪い時(梅雨などの長雨や高湿度の時期)

・共働きや単身世帯で、洗濯物を朝干すことが出来ても夕方に取り込めない方、基本的に室内干しがメインの方

・花粉の季節だけは外に干したくない方

・幹線道路に近くて排ガスが気になる方、近隣に畑や学校があり、風が強い日には砂埃がたってしまう市域の方。黄砂が降る地域の方

・アイロンがけ、浴室清掃など家事効率を上げたい、家事負担を減らしたい方

【デメリット】

①コストがかかる

 浴室暖房・浴室乾燥機を3時間使用すると約95円ほどのコストがかかるようです。30日間の使用で2850円ですから電気・ガスいずれにしても大きな出費となりますね。※24時間換気は24時間使用で10円かからないそうです。

②浴室内に洗濯物を全部干せない

 洗濯物を干すスペースとしては確かに狭いですね(^^;)

【使い方のコツ】

・浴室内の水気を軽くふき取ってから使用する(乾燥時間の短縮)

・フィルターをこまめに掃除する(稼働効率を上げる)

・気温の高い日中に使用する(乾燥効率を上げる)

・電気代の安い時間帯に使用(該当する方にはおすすめ)

・軽く部屋干ししてから使用(めんどくさい)

・花粉の時期だけとか、悪天候の時だけ、忙しい時だけ使用する

・下着類など浴室乾燥機を使用して乾かすものを選別する(狭いスペースを有効利用する為)

・家事の労力的・時間的負担が軽減することで、他の事の生産性を上げる。

以上のように、浴室暖房乾燥機は多少のコストはかかるものの、それ以上に生活の利便性を向上させてくれる便利な住宅設備だと思いませんか?設備としてご自宅にある方、またはこれから導入しようと思っている方は是非有効活用して頂きたいと思います(^O^)/

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記事の更新日:2018/07/11

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